あめ、あめ、あめ。
 
 
 
 
【誰かが】
負の連鎖を止めて・12
【必ず死ぬ】
 
 
 
 
 
 
 ・
 ・
 ・
 
232:魔女と呪いと名無しさん
ホイッスル
 
233:魔女と呪いと名無しさん
ルナピーボール
 
234:魔女と呪いと名無しさん
ルイージ
 
235:魔女と呪いと名無しさん
人生
 
235:魔女と呪いと名無しさん
生き血
 
246:魔女と呪いと名無しさん
血祭り
 
247:魔女と呪いと名無しさん
リカちゃん人形
 
248:魔女と呪いと名無しさん
恨み屋本舗
 
249:天M
ちょ、何これ!?
こわっ
 
250:魔女と呪いと名無しさん
ポケモン
 
251:魔女と呪いと名無しさん
>>250
やーいやーい“ん”がついたー!
 
って
 
252:魔女と呪いと名無しさん
天Mうううう!
 
253:魔女と呪いと名無しさん
待ってたぜいいいい!
 
254:魔女と呪いと名無しさん
そろそろ来る頃だと思って待ってた甲斐あったな!
 
255:魔女と呪いと名無しさん
やほうううう!
 
256:天M
ありがとうみんな
授業終わったとこなんだよ
今日はこれから委員会だからすぐまた落ちるけど
 
257:魔女と呪いと名無しさん
委員会か、懐かしいな
 
258:魔女と呪いと名無しさん
ちなみに天Mだけか?
 
259:
俺もいるよ
もう雷門サッカー部前まで来てるー
 
260:騎士K
俺もいる
天Mが来るまで紫さんにバスケを教えて貰うことになった
 
261:魔女と呪いと名無しさん
紫!騎士K!
 
262:魔女と呪いと名無しさん
紫すっかり入り浸りだなwww
 
263:魔女と呪いと名無しさん
まあ解決するまでまともに部活やってらんないもんな
 
264:魔女と呪いと名無しさん
だよな
ヒーローを放置するわけにはいかないもんな…
 
265:魔女と呪いと名無しさん
うん…
 
266:
実ちんが明日また来るって
俺達は今日はこの後青ちんと合流して聞き込み〜
黒ちんとこ行って来る
 
267:魔女と呪いと名無しさん
おう
 
268:魔女と呪いと名無しさん
やることは山積みだもんな
 
269:魔女と呪いと名無しさん
大変だけどがんばれよ!
 
267:魔女と呪いと名無しさん
ちなみに他のメンバーは?
 
268:騎士K
霧先輩と指揮者キャプテンも委員会だ
倉先輩達は今地下にこもって練習中
こんな時でも鍛錬は欠かすべきじゃないからな
 
269:魔女と呪いと名無しさん
さすが騎士K
 
270:魔女と呪いと名無しさん
なんつーか
騎士Kて武者とか武士っぽいよな
サムライってゆーか
 
271:魔女と呪いと名無しさん
あ、わかるわかる
 
272:魔女と呪いと名無しさん
真面目で実直そうだもんな
 
273:騎士K
【悲報】紫さんに叱られる
 
274:魔女と呪いと名無しさん
おいwww
 
275:魔女と呪いと名無しさん
どしたwwwwww
 
276:
騎士Kちん反則〜
いくら俺にかなわないからってそれは駄目!
 
277:騎士K
紫さんがあまりに凄すぎるからうっかり化身出したら叱られた……
 
278:魔女と呪いと名無しさん
wwwwww
 
279:魔女と呪いと名無しさん
wwwwwwwww
 
280:魔女と呪いと名無しさん
そりゃアカンわwww
 
281:魔女と呪いと名無しさん
いや出したくなる気持ちもわかるけどwww
 
282:魔女と呪いと名無しさん
紫も手加減してやれってwww
 
283:
えー無理
 
284:魔女と呪いと名無しさん
即答かよwww
 
285:魔女と呪いと名無しさん
おいwww
 
286:
だって騎士Kちん
ちっさいのに運動神経すごいんだもん
飲み込み早いし手加減とか無理
 
287:魔女と呪いと名無しさん
 
288:魔女と呪いと名無しさん
 
289:魔女と呪いと名無しさん
 
290:魔女と呪いと名無しさん
まじ?
 
291:魔女と呪いと名無しさん
すげええええ騎士K!
 
292:魔女と呪いと名無しさん
kskの紫にそこまで言わせるなんて!
 
293:魔女と呪いと名無しさん
うおおおい!
 
294:魔女と呪いと名無しさん
騎士Kってそんなにか!
 
295:魔女と呪いと名無しさん
サッカー優勝校は伊達じゃねぇのな
 
296:魔女と呪いと名無しさん
まじまじだぜ
 
297:魔女と呪いと名無しさん
なあ
天Mってもう落ちたのか?
 
298:魔女と呪いと名無しさん
ん?
 
299:魔女と呪いと名無しさん
そういやいないな
 
300:魔女と呪いと名無しさん
落ちたんじゃね?
 
301:騎士K
でも天Mの性格だと落ちる前に一言ありそうなんだけどな
 
302:魔女と呪いと名無しさん
>>騎士K
それは言えてるかもしれない
 
303:魔女と呪いと名無しさん
もしかして何かあったのか?
 
304:魔女と呪いと名無しさん
何かってなんだよ
 
305:魔女と呪いと名無しさん
手紙はヒーローのとこにあるんだぞ
何か起こるわけないだろ
 
306:魔女と呪いと>>303さん
そうだけど…
なんか嫌な予感するんだ
俺ちょっとだけ霊感あるんだけどさ
なんか
 
307:天M
 
308:魔女と呪いと名無しさん
天M?
 
309:魔女と呪いと名無しさん
無言?
 
310:魔女と呪いと名無しさん
どうした、何があった?
 
311:騎士K
なんだあれ
 
312:魔女と呪いと名無しさん
 
313:
何かいるね
なにあれ
 
314:魔女と呪いと名無しさん
騎士K?紫?
 
315:魔女と呪いと名無しさん
なにかいるのか?え?
 
316:天M
教室にとじこめられた
みんなパニックになってる
 
なんで
どうし
 
320:
天Mちんそこ動かないで!
サッカーボールあるよね!?しばらくそれで凌いで!
 
こっち片付けたら助けに行くから!
 
321:騎士K
くそなんだこれ
たくさん黒い手が
 
322:魔女と呪いと名無しさん
ええええええええええええ!?
 
323:魔女と呪いと名無しさん
なにそれ!?なにそれ!?
 
324:魔女と呪いと名無しさん
何でそんな急展開に
 
325:魔女と呪いと名無しさん
手紙はヒーローのとこにあるんだろ!?
もしや別件か!?
 
326:天M
ごめんじかんないいそいでほうこくする
きゅうにカギしまった
教室カギあかない
 
くろいもやがでて
だれ
だれかいる
 
 
327:魔女と呪いと名無しさん
天M!?
 
328:魔女と呪いと名無しさん
落ち着け!慌てないで対処しろ!
 
329:魔女と呪いと名無しさん
いや落ち着けったって無理だろこれ!?
 
330:魔女と呪いと名無しさん
わけわかんねぇよ!?
 
331:魔女と呪いと名無しさん
もしかして
 
332:魔女と呪いと名無しさん
どうした>>332
何か気づいたのか!?
 
333:魔女と呪いと名無しさん
どうしたんだ!?
 
334:魔女と呪いと>>332さん
いや気付いたってほどじゃなくて
あくまで“もしかしたら”レベルだけど
 
335:魔女と呪いと名無しさん
なんでもいい言ってみろ!
 
336:魔女と呪いと>>332さん
いやその
昨日本来ならヒーローが死ぬはずだったよな?
でも死ななかっただろ、何故か
だから呪いが行き場なくし気味で暴走したのかなとか
死ぬはずなのに死ななかったせいで矛盾が起きて対処しきれなくなったのかな
とか
 
ごめんうまく言えない
 
337:魔女と呪いと名無しさん
 
338:魔女と呪いと名無しさん
 
339:魔女と呪いと名無しさん
 
340:魔女と呪いと名無しさん
 
341:
多分それであってる
というかごめんこっちも余裕ない
あんま書き込みできないかも
 
342:魔女と呪いと名無しさん
紫いいいい!
 
343:魔女と呪いと名無しさん
だ、だれか!
黒様とかの連絡先知ってる奴いないのかよ!?
 
344:魔女と呪いと名無しさん
大ピンチじゃねぇかあああ!
 
345:魔女と呪いと名無しさん
誰かああああ!
 
346:魔女と呪いと名無しさん
紫いいいい!天Mううう!騎士Kえええ!
 
 
 
 ***
 
 
 
「どうしよう、大変なことになっちゃったね」
 
 葵が呟く。しかし言葉に反して彼女の声色は落ち着いていたことに天馬は安
堵する。ここで彼女にまでパニックになられていたらどうにもならなかった。
さすがはサッカー部マネージャーといったところか。
 部屋の隅では委員会の女の子達が怯えてうずくまっている。彼女達をそれと
なく守るように立つ男子達は、怖がりながらもさすがは男である。彼らは自分
と葵の二人で守らなければ。天馬はキッと前を見据える。
 それは、教師が用があって教室を出た直後に起きた。
 突然全てのドアと窓が閉まったのである。閉まっただけではない。全て鍵が
かかった。いくら力自慢の男子が触ってもびくともしない。なんということだ
ろうか。
 最悪のポルターガイスト。怪異、の二文字が天馬の脳裏を過ぎった。魔女の
時や嘘の儀式の時の経験が役に立ったと言える。我ながら冷静な判断ができた
のではなかろうか。
 
「みんな落ち着いて!部屋の……隅!鬼門と逆の方に集まって!」
 
 自分は陰陽道に詳しくない。しかし方角なら少しはわかる。とりあえず鬼門
よりはまだ陽の方角の方が安全な筈だ。
 天馬はあれから持ち歩くようになった水晶入りのお守りを取り出すと、葵に
渡した。
「葵!これでみんなを守って!」
「い、いいけど天馬は!?
「俺は元凶と戦う、お願いだよ!みんなを守れるのは葵だけなんだ!」
 委員会の生徒たちは無力だ。しかし葵には必殺技がある。彼女はマネージャ
ーだが選手もかねているのだ。いざとなったら自分の身くらい守れる筈。
 それに加えて水晶のお守りがあれば、少しは時間が稼げる筈だ。
 
「頼む!」
 
 葵の言葉は聞かなかった。彼女にお守りを押し付けると、天馬はくるりと彼
女達に背を向ける。見据える先には、黒い靄の塊があった。
 
「…君は誰?」
 
 相手の真意をまずは確かめる。
 冷静に。自分も一度はキャプテンを代理した身なのだ。平静さを失ってはな
らない。
 
「どうして。どうしてこんな真似をするんだい?」
 
 黒い靄が動いた。蠢き、人の姿を形作る。ぐにゃりぐにゃり。くにゃりくに
ゃり。やがてそれは−−長い金色の髪を持った女性の姿へと変わった。
 
『…なぜ』
 
 女性の口が動く。
『なぜあの男は死なない?死なない?死なない?絶対に死ぬはずなのに、あた
しの魔法は完璧なのになんでなんで』
「あの男?」
 もしや、アルフレッドのことだろうか?彼女は呪いの元凶?死なないアルフ
レッドを疑問に思って、まさかそれを問う為にここへ?
 
『教えろ…教えろ…』
 
 負の気配が強くなる。もし彼女が元・手紙の持ち主である天馬を辿ったな
ら。彼女の狙いは自分だ。自分がなんとかしなければ。
 
『答えろおおおお!』
 
 そのひび割れた声に。天馬は素早く後ろに飛んでいた。
 
 
 
NEXT
 

 

舞い上がれ。