ざざ、ざざ、ざざ。
【誰かが】 負の連鎖を止めて・20 【必ず死ぬ】
・ ・ ・
257:魔女と呪いと名無しさん ほ
258:魔女と呪いと名無しさん しゅ
259:魔女と呪いと名無しさん う
260:魔女と呪いと名無しさん じ
261:魔女と呪いと名無しさん ご
262:魔女と呪いと名無しさん く
263:魔女と呪いと名無しさん 補習地獄…だと!?
264:魔女と呪いと名無しさん いやだああああああ!
265:魔女と呪いと名無しさん 補習はいやだよな…俺なんか古文できなくて毎回残されてだな…
266:魔女と呪いと名無しさん 毎日昼寝の時間だったわ古文とか\(^o^)/
267:魔女と呪いと名無しさん りゅ、留年しかかった記憶が蘇るぜ…
268:魔女と呪いと名無しさん >>267 どんまい(汗)
269:魔女と呪いと名無しさん 朝になったなあ
270:魔女と呪いと名無しさん 普段ならあいつら学校に行ってる頃なんだけど今日はどうだろ
271:魔女と呪いと名無しさん 今日決着つけるなら学校行ってる場合じゃないよな…
272:天M そう思って今日は揃って休んじゃったよー
273:魔女と呪いと名無しさん おう天M!おかえり!
274:魔女と呪いと名無しさん おかえりいいいい!
275:魔女と呪いと名無しさん そういや今日は午前中に、聖教十字学院のお姉さんと話をすることになってた よな
276:騎士K そうだ 予定を変更して俺と天Mで話してくることになった
277:黒 ちなみに僕はこっそり同じ喫茶店で待機してます 影が薄いので気付かれませんよ(`・ω・´)b
278:魔女と呪いと名無しさん 騎士K!黒!
279:魔女と呪いと名無しさん 黒様wwwドヤ顔やめてwwwwww
280:魔女と呪いと名無しさん 菊はいないのか? サイトについて進展あったか訊きたいんだが…
281:菊 おりますよ 実はサイトに来てませんが桃さんが一緒にいます 桃さんにも色々協力して貰いました☆
282:魔女と呪いと名無しさん 菊もおかえり!
282:魔女と呪いと名無しさん 進展はあったのか?
283:菊 そうですね ではくろちゃんねる風に
【吉報】サイトにアクセスしてた生徒名が判明
284:魔女と呪いと名無しさん お
285:魔女と呪いと名無しさん おおおおお!
286:魔女と呪いと名無しさん すげえええ!
287:菊 サイトにアクセスしていた聖教十字学院の生徒は複数いました が、ダントツでアクセス数が多く、管理室に入ったのは一人だけ この人物が管理人の“魔女M”でしょう それから 今日天M君が会うお姉さん、管理人ではないですがそれなりの数のアクセス履 歴がありますね
288:魔女と呪いと名無しさん おおう!
289:魔女と呪いと名無しさん いい感じに情報が…!
290:菊 オタクの本気をナメたらあかんですよ! その魔女Mの中の人について調べてみました 彼女の履歴は一ヶ月前にぱったり途絶えてます それもそのはず、彼女は一ヶ月前に電車に飛び込んで自殺してるんです しかも在日アメリカ人ですよ、彼女
291:魔女と呪いと名無しさん
292:魔女と呪いと名無しさん
293:魔女と呪いと名無しさん
294:魔女と呪いと名無しさん
295:魔女と呪いと名無しさん マジで?
296:魔女と呪いと名無しさん それもう当たりじゃねぇ?
297:魔女と呪いとモブな調査班さん 飛び出すぜ俺! 菊、それ当たりだ 俺も一ヶ月前の事件で調べてたが、外国人のそれっぽい女が死んだ事件は一つ だけだ JR●●●●線のT駅で、大学生の女が飛び込んでる
ちなみにT駅は稲妻町駅の二つ隣だぜ
298:紳士 すまない出遅れた 今紫と、実と一緒にいる 天M、騎士K、黒、そのお姉さんとの話が終わったら合流するぞ
299:紫 スレ遡って見たよ 答えが見えてきたみたいだね 多分今日のお姉さんとの話で裏付けとれるはず 菊に魔女Mの本名とサイト名聞いてお姉さんに揺さぶりかけてみて
300:天M わかりました
301:魔女と呪いと名無しさん 魔女M、そいつが元凶なのか?
302:魔女と呪いと名無しさん だろうよ で、もし本体がまだいるんだとしたら…
303:魔女と呪いと名無しさん 自分が死んだT駅…か?
304:紳士 とりあえずそうだと見て行動を開始しよう 俺達も準備はしておく 紫と俺がいれば空間からの離脱は容易いから、危なくなっても逃げられるし 実がいれば余計なオマケが来ても対処できるだろ
305:魔女と呪いとモブな調査班さん 当たりだと思うぞ その女子大生が死んでから、T駅には幽霊が出るって噂が立ってる で、ここからが奇妙なんだが
その幽霊に呪われると、死ぬんじゃなくて… 恋愛で失敗する、って話なんだよ
306:魔女と呪いと名無しさん 恋愛?なんで?
307:魔女と呪いと名無しさん 死ぬんじゃなくてなんで恋愛?
308:魔女と呪いと名無しさん つか 実際呪われて破局したカップルがいたのか?
309:魔女と呪いとモブな調査班さん >>308 そこまでは知らん ただ、そういう噂があるってだけだ ちなみに幽霊の容姿は金髪の女で、死んだ大学生そっくりだって話だぞ ベンチで俯いて座ってるんだって
310:魔女と呪いと名無しさん なにそれこわい
311:魔女と呪いと名無しさん マジでか…
312:魔女と呪いと名無しさん しかし多分解決まであと少しってとこだろ 俺は最後まで見守るぞ!
313:魔女と呪いと名無しさん 当たり前だべ! 引きこもりのスキルナメんだよ!
314:魔女と呪いと名無しさん >>313 それなんてイヤなスキルwww
315:天M そろそろ時間 喫茶店に入るから落ちるね もうお姉さん待ってるかもしれないし、話聞き終わったらまた報告に戻って来 るから!
316:魔女と呪いと名無しさん よろしく頼むぞ天M!
317:魔女と呪いと名無しさん 報告絶対だかんな!
318:魔女と呪いと名無しさん あんま無茶すんなよ、また例の先輩みたいに逆ギレしてきたら怖いしな…
319:魔女と呪いと名無しさん >>318 あれはいろんな意味で嫌だったわ…
320:魔女と呪いと名無しさん もう落ちたか天M?
321:魔女と呪いと名無しさん 俺達もまったり保守して待つか
322:魔女と呪いと名無しさん どうせならまたしりとりして待とうぜ しりとりって魔除けの効果があるって聞いたことあるし
323:魔女と呪いと名無しさん まじでか、よしやろう
324:魔女と呪いと名無しさん スタートしてると思っていいか?
うわさ
325:魔女と呪いと名無しさん さわぎ
356:魔女と呪いと名無しさん ぎんが●チェック
367:魔女と呪いと名無しさん クリスマス
368:魔女と呪いと名無しさん スイートピー
・ ・ ・
***
待ち合わせ時間にはわざとギリギリになってから行った。こんなのはただの 逃避だ。分かっている。けれどそれでも、少しでもこの時間が来るのを遅らせ たかったのは事実なのだ。 きっと来訪者は私の罪を分かっている。否、分かっていずとも薄々察してい るに違いないのだ。何故なら自分がいなければ今回の事件は起こらなかった筈 なのだから。
「橋口真由美さん、ですよね?初めまして。松風天馬と申します」
話に聞いてはいたが本当にそうだった。私に会いに来た二人は、小学生でも 通りそうなほど幼い容姿をした二人の中学生の少年だった。 松風天馬と名乗った彼は茶色いくりくりとした頭で、目が大きく非常に可愛 らしい顔立ちをしている。礼儀も正しいようだ。天真爛漫なんだろうな、と見 ただけで分かるような綺麗な眼をしている。
「こっちは剣城京介。俺のチームメイトです」 「チームメイト?」 「ええ。俺達同じ中学でサッカー部に所属してるんです。最近はまあ、半分オ カルト部扱いされちゃってますけどね」
剣城京介と紹介された彼は黒髪で切れ尾の眼をしている。綺麗な顔立ちだ。 さぞ女の子にモテるのだろう。天馬という少年より少し背が高くて、きっと大 人になったらモデルみたいになるんじゃないだろうか。 二人ともマジメそうだった。本来なら平日のこんな時間に、学校をサボって 自分と会うなどとは考えられないほどに。
「単刀直入に言います。……今流行りになっている不幸の手紙をご存知ですよ ね?貴方から渡ってきたと、知り合いの人から聞きましたが」 「……知ってるわ」
知らない筈がない。なんせ自分は、“二人目”なのだから。
「では……メアリー・キタガワさんという方をご存知ですか?」
平静を保っていたつもりだった。ここに来るまでにちゃんと覚悟は決めてき た筈だ。なのに、私はその名前が出た途端動揺を隠しきれなかった。 ああまさか。そこまで辿り着かれていたなんて。
「その様子だと、知っているようですね。彼女のことも……彼女がどうなった かも」
私の動揺はあっさり見抜かれたらしい。剣城は曇りのない目で、真っ直ぐに 自分を見据えてきた。
「俺達のところにも手紙が来ました。今手紙は俺達の命の恩人が預かってくれ ています。このままでは彼が危ない。救うには……そして呪いを終わらせるに は。真相を明らかにして、元を断つ他ないんです」
命の恩人。彼らを救う為に、手紙を自らもらいうけた人がいたということだ ろうか。俄かには信じがたいが、彼らが嘘を言っているようには見えない。 彼らが本気で、呪いを終わらせようとしているのも見てとれる。それは即 ち、終わらせられると思っているということだ。
「お願いします。貴方が知っていることを話して下さいませんか」
それは−−なんて美しく、滑稽なことであるのだろうか。私は思わず失笑し ていた。彼らを嘲ったつもりではない。ただ、おかしくなったのだ。 だって私は。
「……あなた達、私が誰だかわかって言ってる?」
メアリー。ああ貴女は満足だろうか?きっと満足なのだろう。 貴女が願った通りに私は苦しんだ。一生苦しみ続けるだろう。貴女を親友だ と思っていたのになんでこんなことになってしまったのか。 貴女からすれば。先に裏切ったのは私の方なのだろうけど。
「私はね」
赦されない。 永遠に、赦されることなどありはしないのだ。
「私は……自分の保身の為に、手紙をバラ撒いた女なのよ?」
恨まれるのだろう。憎まれるのだろう。 いつまで私は貴女に怯えればいいのだろうか。
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願う真実は何処へ消えた?