ふれ、ふれ、ふるう。
 
 
 
 
【誰かが】
負の連鎖を止めて・6
【必ず死ぬ】
 
 
 
 
 
 ・
 
387:魔女と呪いと名無しさん
いてら!
 
388:魔女と呪いと名無しさん
いてら〜天M!
 
389:あお
終わったら報告しに戻ってきますね
先輩がちゃんと話してくれればいいんですが
 
390:魔女と呪いと名無しさん
先輩とやら
多分罪悪感バリバリだもんな…
 
391:魔女と呪いと名無しさん
逆ギレしてくる奴もいやだけどな
 
392:魔女と呪いと名無しさん
>>393
それただの最低女だろ
 
393:魔女と呪いと名無しさん
>>392
気持ちはわかるがここであんまり乱暴な喋りはよそうぜ
荒れる原因になる
 
394:
とりあえず天M君が戻ってくるまでにこっちも報告しましょう
赤君が言ってましたよね、これは魔術の領域だって
 
そこで僕も、僕の後見人に訊いてみたんです
こんな感じの呪いをかける魔法に心当たりはないかって
 
395:魔女と呪いと名無しさん
そういえば
 
396:魔女と呪いと名無しさん
桜のバックには魔女たんがいたな
 
397:魔女と呪いと名無しさん
確か絶対の魔女ラムダデルタたん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
金髪ロリhshsprpr
 
398:
>>397
通報しました
 
399:魔女と呪いと名無しさん
>>397
通報しました
 
400:魔女と呪いと名無しさん
>>397
通報しました
 
401:
>>397
通報しました
 
402:魔女と呪いと名無しさん
桜レスwwww早ぇwwww
 
403:魔女と呪いと名無しさん
さすがwwww
 
404:
勘弁してくださいほんとにもう
とにかくですね
ラムダデルタ卿に確認したんですよ、そしたら
 
“代償の魔術師の魔法に似てる”
って言われたんです
 
405:魔女と呪いと名無しさん
また新しい魔術師の名前が
 
406:魔女と呪いと名無しさん
代償の魔術師?
 
407:
そうです
なんでも、千年以上生きていて、自分よりさらに格が上の魔術師だとか
“何かと引き換えに必ず何かを得ることができる”魔法を扱う、最強クラスの
魔術師だそうで
 
あのアルルネシアと互角に戦える数少ない魔術師だそうです
 
408:魔女と呪いと名無しさん
まじ!?
 
409:魔女と呪いと名無しさん
あのドS魔女と同レベル!?
 
410:魔女と呪いと名無しさん
そいつはすごい!
 
411:魔女と呪いと名無しさん
スマソ
アルルネシアって誰?
誰か教えてちょ
 
412:魔女と呪いと名無しさん
>>411
天Mやキセキの天敵
前にすっげぇ鬼畜な方法で攻撃してきた魔女だ
とりま魔女スレまとめ見て来い、詳しく書いてあるから
 
413:魔女と呪いと名無しさん
>>412
了解
ちょっと見てくるわ
 
414:魔女と呪いと名無しさん
俺も魔女スレ見直してくるわ
 
415:魔女と呪いと名無しさん
>>413414
いてらー
 
416:
やはりそうでしたか
代償の魔術師は私の友人です
またしても彼の魔法が絡んでいたようですね
 
417:魔女と呪いと名無しさん
うへ!?
 
418:魔女と呪いと名無しさん
そんなにすごい魔術師と知り合いとか菊まじすげぇ
 
419:魔女と呪いと名無しさん
>>418
はげど
 
420:
まあ私もヒトではありませんからね
私も彼にメールで話を伺ったんです
確認したところ、彼も自分の魔法に似ていることを認めました
ただし彼が作ったのは
 
“対価と引き換えにみんなに幸せを広める魔法”
 
だったそうですが
 
421:魔女と呪いと名無しさん
 
422:魔女と呪いと名無しさん
 
423:魔女と呪いと名無しさん
 
424:魔女と呪いと名無しさん
ナニソレ
 
425:魔女と呪いと名無しさん
真逆じゃね…?
 
426:
>>425
そうなんです
元々は「自分の持っている何かを対価にして、友人や家族を幸せにする手紙を
使ったおまじない」なんだそうです
ところが誰かがそれを“不幸の手紙”用に書き換えて流用してしまった
本来はそんな目的で作られた魔法ではなかったにも関わらずです
 
427:魔女と呪いと名無しさん
どゆこと
 
428:魔女と呪いと名無しさん
書き換えたって
真逆なのに?どうやって?
 
429:魔女と呪いと名無しさん
しかも“おまじない”ってことは、元はそんな効力の強いもんじゃない…よ
な?
 
430:
ラムダデルタ卿は言ってました
魔術の基礎を作ったのは代償の魔術師だけど、それを誰かが改造したんじゃな
いかって
それを改造した奴も多少なりの魔法の素質があったんじゃないかって
 
431:魔女と呪いと名無しさん
なるほどな
 
432:魔女と呪いと名無しさん
そうじゃなきゃ無理だよなやっぱ…真逆なんだし
 
433:
この魔法の方向性を思うに
作った人間は特定の誰かと、それからこの社会そのものに恨みを持っていた可
能性が高いです
 
だから恨みが募り募っていく魔法に変えたんだと
 
434:魔女と呪いと名無しさん
うっわ…
 
435:魔女と呪いと名無しさん
それ無関係で巻き込まれた奴ただのとばっちりじゃねぇか…
 
436:魔女と呪いと名無しさん
自分は社会に虐げられた可哀想な奴だから復讐の権利がありますってか…?
 
437:魔女と呪いと名無しさん
>>436
何その厨ニバロス
 
438:魔女と呪いと名無しさん
>>436437
だからお前等あんま荒れそうになること言うなって
 
天M達が巻き込まれて腹立ってんのはわかるけどよ 
 
439:
>>438さんの言う通りです
でもみんなの為に怒ってくれるのはとっても嬉しいですよ
 
440:魔女と呪いと名無しさん
桜…
 
441:魔女と呪いと名無しさん
桜がそう言うなら…
 
442:魔女と呪いと名無しさん
わかった自重するわ
だけど忘れてくれんなよ、俺らはいつでも桜タソ達の味方だからな!
 
443:
皆さんありがとうございます(*´∀`*
 
444:
いいですねくろちゃんのヌクモリティ!
 
ぎゃあああ不吉なゾロ目踏んじゃいましたああああ!
 
445:魔女と呪いと名無しさん
菊しゃんwwww
 
446:魔女と呪いと名無しさん
あーあwwww
 
447:魔女と呪いと名無しさん
守護霊なのになんでこんなに愉快なんですかあなたwwww
 
448:
てへぺろ☆
 
449:魔女と呪いと名無しさん
wwwwwwww
 
450:魔女と呪いと名無しさん
wwwwwwwwwwww
 
451:魔女と呪いと名無しさん
と、そろそろ天M達戻ってくるか…?
 
452:魔女と呪いと名無しさん
そこそこ時間は経ったけどな
 
453:魔女と呪いと名無しさん
先輩と揉めてなきゃいいけど
 
454:魔女と呪いと名無しさん
つか天Mモテるんだよなあ
 
455:
羨ましい…
 
456:
羨ましい!
 
457:
羨ましいです…
 
458:魔女と呪いと名無しさん
おいこらコテハンwwww
 
459:魔女と呪いと名無しさん
つか倉いたのかwwww
 
460:魔女と呪いと名無しさん
全然顔見せないから落ちたかと思ったぞ倉タソwwww
 
461:
うっせぇよ!
魔法の話なんかわかんねぇし俺霊感ねぇし話ついてけなかったんだよ文句あっ
か!
 
462:魔女と呪いと名無しさん
開き直るなよwwww
 
463:魔女と呪いと名無しさん
この倉かわゆすぎるwwwwwwww
 
464:魔女と呪いと名無しさん
誰かwwww芝刈り機wwwwぷりーずwwwwwwww
 
465:
 
466:魔女と呪いと名無しさん
倉?
 
467:
もしかして
 
468:魔女と呪いと名無しさん
天M達帰ってきたか!?
 
469:魔女と呪いと名無しさん
どした?
 
470:
ちょっと報告は待ってくれ
あお&天Mが帰ってきたはいいがだいぶ疲れきってるから
先輩と円滑に話できなかったみたいだな
 
471:魔女と呪いと名無しさん
そうか
 
472:魔女と呪いと名無しさん
じゃあ一回保守った方がいいか…?
 
473:
そうしましょうか。
短い時間になりますが
 
474:魔女と呪いと名無しさん
よしほーしゅ
 
475:魔女と呪いと名無しさん
もう475か、早いな
 
476:魔女と呪いと名無しさん
ほーしゅ
 
477:魔女と呪いと名無しさん
スレが終わるまでに解決…は無理っぽいな
 
ほーしゅっしゅ
 
 
 
(少しの間保守が続く)
 
 
 
 ***
 
 
 
 溜め息をついて一つ。菊は青峰のパソコンからSkypeに繋いでいた。個人ア
カウントはちゃんと作ってあるから、後で青峰に知られる心配もない。普通の
人間には、知られるべきでない話が自分達にはごまんとあるのだ。
 
『どういうつもりですか、アルフレッドさん』
 
 既に相手はログインしていた。菊は容赦なく本題に切り込む。
 
『手紙を持ち続ける事の意味、わからないほど愚かではないでしょう。いくら
爺でも怒りますよ』
 
 菊は本来気性が荒い方ではない。生真面目だが、国民性ゆえかそこまで短気
になることはない。というか怒ったところで表に出さないだけとも言えるが。
 その自分が。今は怒るべき場面と判断した。つまりはそういう事である。
 
『怒らないでよ、菊』
 
 相手――ヒーローことアルフレッドはすぐに返信してきた。彼のタイピング
スピードは恐ろしく早い。
 
『仕方ないじゃないか。訊くけど、他に方法があったの?』
 
 そう言われてしまうと返す言葉もないのだけれど。アルフレッドだって分か
っているはずではないか。彼が苦しむことで、仲間が苦しむ事で辛い思いをす
る人がたくさんいるという事は。
 八年前――201211月4日のあの日に。皆で誓いを立てたはずではない
か。
 
『もう……嫌なんです』
 
 あの日の代償を払って、普通の生活が出来なくなったメンバーは多い。体を
失った菊もその一人だ。
 だから自分がこんな事を言えばお門違いなのかもしれない。でも。
 
『もう誰かの為に、誰かが犠牲になる姿を見るのは……耐えられません。アル
フレッドさん、あなたがそれを一番よくご存知のはずではないですか…!』
 
 タイピングの指が震える。ああ誤字。慌てて修正。ああもう。我ながらなん
て体たらくなのか。
 
『菊』
 
 やがて。少しの間をあけて、アルフレッドが言った。
 
『俺は犠牲になるつもりはないよ。だから一週間なんだ。俺が耐えきれるだろ
うその間に、打開策を練って欲しい、それだけさ。君達ならできるだろう?』
『狡いですね、あなたって人は』
『ごめんね。分かってはいるんだよ。後で君がアーサーにどやされるって事
は』
 
 だけどもう、決めたから。きっと彼は今とても穏やかな顔で微笑っているの
だろう。
 
『二千年頑張り続けた彼らに比べたら。これくらい全然大したことないじゃな
いか。ね、そうだろう?』
 
 あの時のことを持ち出すなんて。
 やっぱり彼は、卑怯な人だ。
 
 
 
NEXT
 

 

この激しい痛みとともに、あるのならば。