解き放て。 自分自身を。
【キセキファン】 彼らが魔女に浚われた ・最終夜・26 【力を貸して】
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697:名無しのミステリー作家 実況班、話続けてくれ
698:実況班@おk 書けば書くほど悲しくなるけど俺頑張る…!
赤「二階へ走っていった真太郎を僕と鷹で追いかけた。この時テツヤを探す名 目で真太郎はわざわざあちこちドアを開けて回ってたんだけど、多分それは二 階に他に誰もいないことをそれとなくアピールしてたんじゃないかな」 E監督「その時にはもう、月は抜け道か、抜け道使って一階に逃げてればいい 話だもんな」 赤「そして用具倉庫でテツヤを発見。真太郎は呆然自失とした様子でテツヤと その場に残りました。…さっきドアを開けて回ったのはこの状況を作る意味も あったんです。二階に誰もいないのを確認して、僕も油断してましたから」
699:名無しのミステリー作家 細かいとこでいろいろ意味があったんだなあ…
700:名無しのミステリー作家 俺緑間のことはそれなりに早い段階で疑ってたけど まさかこの行動も訳ありだったとは
あ700げと
701:名無しのミステリー作家 単なる演技の一環と思って流してた…
702:実況班
赤「そしてテツヤの遺体と二人きりになった真太郎は、そのまま用具倉庫あた りに身を隠したんだろう。玄関ホールに僕達がいる以上儀式部屋の前を通って 左廊下エリアには行けない。つまり一階には降りれなかったわけだからね。テ ツヤの遺体はもう廊下にいたわけだから、真太郎が代わりに用具入れに入るこ ともできた筈だ」 アル「随分安易な考えね。この後緑間君を探しに、鷹君と青峰君と日君が来て るのよ?そんなすぐ見つかりかねない場所に、隠れたりするものかしら?」 E監督「そうだな。普通ならすぐ見つかってもおかしくなかった。でも…な」 赤「実際真太郎は見つからなかった。鷹達はもっと別のものに気をとられてた からね」
あ
703:名無しのミステリー作家 もしかして
704:名無しのミステリー作家 ああああああああ!
704:天M 隣部屋…月さんの遺体が見つかったあの部屋です! あそこのドアに派手に魔法陣が書かれてるのに気付いて…みんなすぐそっちに 飛んでいったんだ!
705:名無しのミステリー作家 つまり
706:桜 あの蛍光塗料に書かれた魔法陣は、みんなの気を引きつける為だったってこと ですか!?
707:名無しのミステリー作家 確かにあの時すぐ隣部屋へ突入を試みて、結果二階をろくに探してない!
708:実況班 いや、それだけの理由じゃないっぽいぞ
赤「隣部屋の魔法陣には三つの意味があった。一つ目は派手に異変を知らせる ことで、二階の他の部屋からの注意を逸らすこと。二つ目は傾向塗料。【月先 輩が見つかった隣部屋には鍵がかかっていた。】だから高尾君達は塗料つくの もおかまいなしに体当たりする羽目になった。そうだったな?」 E監督「そうそう。結果鷹の服に塗料がついて、暗闇の中で刺される羽目にな った」 赤「そして三つ目は。…暗闇の中で、安全に隣部屋まで移動する為の目印だ。 まあこれは後ほど説明するけど」 アル「…で?月君の密室トリックはどう説明する気?確かあなたの推理だと、 突入した組に日君っていう犯人組がいたことにはなるわ。でもあと二人、高尾 君と青峰君がいる。この二人の目を盗んで日君が工作できたとは思えないわね」 赤「そうだな」 アル「【月君を見つけた隣部屋は、高尾君達が鍵を壊すまで完璧な密室だった わ!ドアも窓も鍵がかかっていた!】さらに【室内には月君以外に誰もいなか った!】そして【部屋に突入した日君鷹君青君の三人は月君を殺してない!】 【月君が自分で鍵をかけて自殺したってオチもないわよ!月君は他殺なんだか ら!】さあ、これをどうやって破る気ぃぃぃっ!?」
709:名無しのミステリー作家 うわああああっアルルネシアがガチでっ
710:名無しのミステリー作家 赤様とE監督逃げてえええっ!また串刺しにっ!
711:名無しのミステリー作家 赤き真実の矢がいっぱい来たああああっ!
って
712:名無しのミステリー作家 お
713:名無しのミステリー作家 なんと?
714:桜 …E監督と赤司君が二人がかりで止めましたね 青き真実、有効のようです 青いシールドが全部の赤い矢を弾き飛ばしました
715:実況班 さすが最強タッグや…!
赤「さて反撃させて貰おうか。《アルルネシアお前、一言も言ってないよな? 鷹達が突入した時月先輩が死んでたなんて赤で一言も》」 アル「なっ…!」 E監督「《簡単なことさ。月はまだ生きてたんだ。隣部屋の魔法陣も月自らが 書いたもの。そして月自ら鍵をかけて密室を作ったあと、死んだフリの為の偽 装工作を行ったんだ》」 赤「アルルネシア、お前は月先輩が他殺だと赤で宣言した。でもその宣言はい つ出たものだ?月先輩の遺体を見つけて、停電が起きて、鷹が刺されて…その 後だろう。つまり《月先輩は隣部屋で発見されてから赤で他殺宣言が出るまで の間に、第三者の手で殺害されたんだ》そしてここで言う第三者は当然《真太 郎のことになるな》」 E監督「この後起きた停電には二つ意味があったんだ。一つは暗闇に乗じて鷹 を刺す為。もう一つは、《用具入れに隠れて手でブレーカーを落とした緑間が 隣部屋まで移動する為だ。闇の中なら堂々と儀式部屋の前を通って移動が可能 だったわけだからな》」 赤「そして《闇の中で隣部屋に移動した真太郎の手で月先輩を殺害。月先輩は 他殺だという赤を成立させたんだ》」
716:名無しのミステリー作家 す…げ…
717:名無しのミステリー作家 うわマジだ!これなら全部の赤潜れんじゃん!
718:名無しのミステリー作家 いやでも待てって! 隣部屋で月先輩が見つかった時、日主将だけじゃなくて鷹と青峰がいただろ!? この二人は月先輩が生きてることに気付かなかったのか?
719:名無しのミステリー作家 >>718 ヒント →金色のナイフで刺し殺されるという共通点 →日主将が月先輩にすがりついて泣いてた件
720:名無しのミステリー作家 節子が珍しくホンマもんのヒントくれよった…
721:名無しのミステリー作家 ど、どゆこと?
722:聖先輩@推理なう 派手な金色のナイフの意味については既に赤司が触れてたけど 全員同じ殺し方をすることで、金色のナイフが刺さってる=被害者はもう死ん でるという予測をさせて、観測者に月の生死を誤認させたんだろうな 実際遺体が見つかったのは月が三番目だ 黄瀬も黒子も同じ死に方してた。伏線張るには充分だったんだろうよ
723:桜 そして日主将と月先輩は同じ学校の同級生です 月先輩の遺体に縋って日主将が泣いてもなんら不自然ではない そして発見の場所に探偵の赤司君もいなかった 青峰君も鷹君も、縋って泣く日主将を無理矢理引き剥がしてまで生死を確認す るような真似はしなかったでしょうね
724:名無しのミステリー作家 つーか死んだフリされてるのがマジ予想外だったしなあ…
725:名無しのミステリー作家 しかし考えてみりゃ屋敷にいんの素人ばっかりだ 生死を誤認してもおかしくねぇよ
726:聖先輩 【遺体の生死を誤認しないとハッキリ言い切れんのは、探偵が直接遺体に触っ て検死した時だけだ】 それ以外の観測者は誤認も思い込みも、あとは別の思惑による嘘もありえるっ てことだ お前ら復習のお時間だぜ ノックス第九条はなんだ?
727:名無しのミステリー作家 ここで第九条?
728:名無しのミステリー作家 ごめんなんだっけ;;
729:天M 【ノックス第九条 観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される。】 これですね
730:名無しのミステリー作家 うわマジだ
731:名無しのミステリー作家 探偵以外→観測者なわけだよな 誤認とか見間違いはノックス十戒で許可されてるってわけか
732:実況班
赤「《月先輩を殺した真太郎はそのまま隣部屋ないし抜け穴のある☆部屋に潜 伏。その頃闇に乗じて、日主将は鷹を殺害した》」 E監督「もう一度言うが、闇の中で鷹を刺せたのは鷹の服についた蛍光塗料を 目印にしたせいだな」 赤「停電は真太郎が自分の手で落としたわけだから仕掛けなんかないのは当然。 …そして、間近で鷹が死んだ結果多くの人間がどこかしらに血を浴びた。当然、 JK監督も。そこで日主将はJK監督を左廊下のキッチンへ連れ出した。…J K監督が自分を信じ切ってるのを見越してな」
733:名無しのミステリー作家 …おい
734:名無しのミステリー作家 アルルネシアってさあ どうやったら殴れんの?いやマジで
735:名無しのミステリー作家 いつもなら女殴るとかまずやんないんだけど これはアカン 無理 殴りたいどころじゃねぇわ
736:名無しのミステリー作家 激しく同意だわ なんなんだよふざけんなよ!
737:天M 赤司さんは、日主将とJK監督が付き合ってるかもしれないって思ったんだよ な 事実かどうかはともかくそれくらい仲の良い二人だって、赤司さんの目からも そう見えたんだよね
…日主将がこんなこと、望んでたはずないよね
738:名無しのミステリー作家 もしかしたら付き合ってないだけでお互い相思相愛だったのかも …だって人がどんどん死んでて、誰が犯人かもわからないのに JK監督、日主将を信じてたんだよな もし逆の立場だったら日主将もきっとJK監督を信じたよ な
739:名無しのミステリー作家 >>738
740:名無しのミステリー作家 >>738
741:名無しのミステリー作家 >>738
742:桜 流れからして 日主将なんでしょう、第一夜でJK監督を殺したのは そしておそらく、第三夜も …どれだけ辛かったでしょう、大切な人に殺される気持ち 大切な人を殺させられる気持ち
ふざけんじゃねぇよアルルネシア てめぇには心ってもんがねぇのかっ!?あ!?
743:名無しのミステリー作家 さ、桜がガチ切れしてる!?
744:名無しのミステリー作家 お、落ち着け 敬語消滅してるから!
745:名無しのミステリー作家 でも気持ちはわかるよ桜 こんなの人間の所業じゃない
746:聖先輩 …それがアルルネシアなんだよ 哀れなくらい、人間の心ってもんがわかってねぇんだ だって悪意から産まれたあいつには、悪意しか持てねぇんだからよ
人間の悪意が消えることなんてない だからアルルネシアを完全に殺す方法はないんだと思う けど
それでもこのゲームに勝つことはできる 赤司達を、キセキとその仲間を救うことはできる
747:名無しのミステリー作家 そうだな 俺らは信じて、赤様達の帰りを待つんだ
748:名無しのミステリー作家 終わらせるんだ 俺らも最後まで見守るぞ!
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語って、騙って。