変態も要らないです。要らないのです。 【イナ黒】 汝は人狼なりや?・十人村T 【カオス】 W 円堂 「前回までのあらすじ! いよいよ大詰め・イナ黒合同汝は人狼なりや?十人村! ついに四日目に突入。生き残ってるのは占い師にCOしている天馬、霊能に COしている霧野と火神、そして黒子と聖也の五人だ。 どうやらこの村にあと二匹狼がいるっぽい(?)が、村に逆転はあるのか!?」 緑間 「天馬に負けるとは…」 神童 「結局何もできないまま噛まれちゃったな…ショックだ」 青峰 「初日に噛まれた俺よりマシだろ…くそっ」 黄瀬 「しかしこれ内訳どうなってるんスかねぇ。緑間っちが○なら天馬っちが狼な んスかね?」 〈四日目・昼〉 〈神童さんは無残な姿で発見されました〉 天馬 「聖也先輩は大した意味もなくロラを主張したり、他の人に便乗して緑間さん を叩いてみたり。村の為に動いてるようにはちょっと思えませんでした。 思えば緑間さんとのラインを悟られないようにしてたんじゃありませんか? 緑間さんが狂人である以上、吊られても痛くはないですからね」 聖也 「そ、そんなつもりじゃ」 霧 「よく考えると聖也って普段の言動がリア狂くさいからな。多少暴れても違和 感ない。自分の性格を逆手にとったんじゃないか?」 聖也 「霧野まで!だ、大体な。そういうお前だってやたら天馬の意見に乗ってる感 じじゃねぇか。お前と天馬もライン繋がってんじゃねぇの!?うまく発言数稼い で潜伏してるように見えるんだぞ! 天馬も天馬だ、俺味方してやってたのに占うとか!あんなんで村人アピール って言われたって理由がこじつけすぎなんだよ! 黒子のことだって最初から疑ってる、お前緑間が狂人と気付いて協力体制と ってたんじゃねぇか!?」 火神 「四方八方に殴るのは信用されねぇぞ」 聖也 「うっさいわ!つか火神はなんかねぇの!?俺の中じゃお前がまだ一番村人くせ ぇんだよ!」 火神 「俺か?俺は…緑間が○だった以上、天馬を吊りたいのが本音だな。○だって ことは緑間は狂人か真占い師のどっちかしか有り得ねぇ。天馬が人狼である可 能性は上がったしな。 けど、占いに狂人が出てるってこともありえるし・・・つか結構可能性高ぇし。 お前の慌てっぷり見てたらお前のが怪しい気がしてきたわ。 そもそもパンダになった奴は吊るのが基本だろ?」 黒子 「それはそうですけど、今回はもう後がありません。パンダだから吊るという 安易な考えは控えるべきかと」 火神 「なんだよじゃーどうすんだよ」 聖也 「つか黒子!お前昨日までロラに非協力的だったくせに、今日はやけにロラし たがるんだな。そんなに自分が吊られちゃ困るのかよ。 確かに役職以外じゃ生き残ってんの俺とお前だけだもんな。俺がいなくなっ たら自分に票が集まりそうで嫌だったんじゃねぇか? やたら天馬を殴ってたのも、その実ライン繋がってると思われない為だろ!?」 黒子 「呆れた。本当に全方位ですね。村人主張したいならもっと殴り先絞ったらど うなんです?」 聖也 「だってみんな怪しいんだもんっ!」 黒子 「そんな顔したって可愛くないです」 霧 「ちょっと混乱してきたからまとめるぞ。 〈二日目昼〉 初日犠牲者・青峰 吊り・剣城 〈三日目昼〉 二日目犠牲者・黄瀬 吊り・緑間 〈四日目昼〉 三日目犠牲者・神童 吊り・未定 〈占い〉 天馬 ・神童○→火神○→聖也● 緑間 ・黒子○→聖也○ 〈霊能〉 霧野 ・青峰○→剣城○→緑間○ 火神 ・青峰○→剣城○→緑間○ うん、まあこんな感じか」 天馬 「時間も残り僅かです。このまま行けば貴方吊りはほぼ確実ですよ?どう言い 訳します?」 聖也 「俺視点じゃ天馬人外は確定なんだよ。お前吊り以外にあり得ねぇ」 天馬 「聖也先輩が俺を吊りたがるのは分かりますが、ならもう少し上手に殴ってき たらどうなんです? そもそも貴方視点なら緑間さんが真でしょう?なんでその緑間さんに○出し されてる黒子さんまで殴るんですか。 確かに狼二騙りの可能性は上がりましたけど、能力者騙りの中に高い確立で 狂人はいるはず。 能力者ではなく、○出しされてる黒子さんは、貴方の目から見ればほぼ確定 村人のような気がするんですけど」 聖也 「あ……そういや、そう…だっ…た…。あ…」 霧 「喋れば喋るほど墓穴を掘ってるぞ」 黒子 「バカすぎて逆に怪しくないような気もしてきました。…ああでも初心者なら やりますかね、こんなバカも」 聖也 「バカバカ言うなよおおお!」 霧 「というか黒子さんはなんで今になってそれとなく聖也さんを庇うんですか? 天馬を疑うのは状況的に見て分からなくもないですが、今までだいぶ人外を疑 ってる感じだったのに」 黒子 「それはやっぱり、天馬君の●出しのタイミングが都合良すぎるからです。何 も言わなければ緑間君が○だった以上今日吊られるのは高い確率で天馬君だっ たはず。 それをここで●出ししてくるあたり疑うのは致し方ないでしょう」 天馬 「もっと早く狼を見つけられなかったのは謝ります。 でもマニュアルに、対抗の○を占うと、真偽を疑われやすいって書いてある んですもん。まあ状況次第ではあるでしょうけど、多少怪しくても避けた方が いいのかと思って」 聖也 「なあなあなあなあ俺ほんとに狼じゃないんだってば!多分狼は天馬と霧野な んだよ!俺をハメようとしてるんだよおお!」 霧 「往生際が悪いな」 火神 「う…俺視点でも天馬と霧野の可能性は高いんだけど…どっちだ?え、ちょっ とマジ混乱してきた・・・」 聖也 「火神!信じてェ!俺吊ったら村が終わっちゃう!」 円堂 「お取り込み中すまんがお前ら、時間だぞー」 赤司 「これ以上発言した奴は桃井の手作りクッキーの刑だからね」 黒子 「(何それ嫌すぎる!)」 〈投票結果〉 天馬(1)→聖也 霧野(1)→聖也 聖也(3)→霧野 黒子(0)→天馬 火神(0)→聖也 〈投票の結果聖也さんは処刑されました〉 聖也 「ばーか。 俺はちゃんと忠告してやったぜ? 俺を吊ったら村が終わる…ってな」 〈人 狼 の 勝 利 で す !〉 霧野 「え!?ちょ…え!?」 黒子 「ああ…やっぱり」 聖也 「あひゃひゃひゃ〜wwwまじwww楽しかったwww」 火神 「ウザい黙れ」 天馬 「笑い方が気持ち悪いです」 聖也 「Σ( ゜д゜ )俺のおかげで勝てたのに!?」 赤司 「というか黙ってたけど君達、最終日は普通にPPすれば良かったじゃないか …」 火神 「あ、忘れてた」 聖也 「いい流れだったんで・・・つい;;」 天馬 「すみません俺も忘れてました;;」 青峰 「おいつまりどういうことだよ」 黄瀬 「青峰っち…もうちょい自分で考えようって」 青峰 「うっせぇ!」 聖也 「まあ最後に堂々とPPすんのも楽しいかなと思ったけどな。狂人COしよう か迷ったけど、まあ上手い具合に俺吊られる流れになってるしいっかなーって」 赤司 「つまりこういうことさ。今回の内訳は 〈村人〉 黄瀬 黒子 神童 青峰 剣城 〈占い師〉 緑間 〈霊能者〉 霧野 〈人狼〉 天馬 火神 〈狂人〉 聖也 だったわけだね。ちなみに今回はバランスを考慮してこっちで選んだからラ ンダムじゃないよ」 聖也 「あ、そうだったの」 剣城 「考えるだけでいっぱいいっぱいで何が何だかだったな…」 黄瀬 「つかマジで狼二騙り!?潜伏狂人!?誰ッスかんな作戦考えたの!ってかこの村 って狂人と狼は夜会話出来ないッスよね!?」 火神 「できねーよ。だからちょっと苦労した。でもまあ…天馬が色々考えてくれて たしな」 黒子 「じゃああれは天馬君の作戦だったんですか?」 天馬 「はい。狼がフルに騙るのは危険だとマニュアルにあったものですから。その 裏を掻いてやろうかなって。 俺も火神君も狼なわけですから結果は真実だけ言うことも連携をとることも 可能です。 そして占いと霊能が2-2になってしまえば、どの結果も真偽を判断するのが 難しくなる。 さらにこの村の最大吊り数は四回でしょ?占いと霊能をロラしきるにはその 四回をフルに使わなくちゃいけません。 でも経験者の皆さんは経験上、狼のフル騙りはまずないと思ってる。つまり ロラしきっても役職以外に狼が残ってしまうから、そうすれば村陣営の負け。 だからあえて役職は誰も噛まなかったんです。常にロラ要員をフルに残して おきたかったので。 勿論、それで二騙りを疑われやすくなるのは承知してましたが、思いの外聖 也さんがかき回してくれたものですから」 神童 「天馬お前……そんなに頭良かったなんて」 霧野 「びっくりだ。ほんと騙された」 天馬 「ちょ…神童キャプテン!?霧野先輩!?酷くないですか!?」 聖也 「まだ誉めて貰ってるだけマシじゃん…ぐすっ」 剣城 「…泣くなって(汗)」 円堂 「というか霧野、お前なんで対抗の火神をもっと叩かないんだ。お前目線じゃ 火神人外は確定してただろう?」 霧野 「う…すみません。そうなんですけど火神さんつつくとこ少なくて…。下手に 殴るとこっちが追い込まれそうで。 それに緑間さんや黒子さんや聖也先輩や、他に穴がある人が多かったもので すから」 黒子 「穴…」 緑間 「心外なのだよ。そもそも真占いなのに何故あんなにも信用がとれなかったの が解せないのだよ」 黄瀬 「あれは緑間っちが悪かったというより天馬君が上手すぎたんじゃないッスか ね…」 青峰 「つか聖也、お前はどこまで計算づくで動いてたんだよ。 ってかお前真占いと真霊能がどっちか分かってたのか!?」 聖也 「うーんどう説明すべきやら。どこまで計算かっていうとほぼ全部計算だな。 霧野もちらっと言ったけど俺、自分の普段のリア狂ぶりはけっこー自覚あん のよ。でもって今回嘘じゃなくて初心者ってオプションがついてる。 騙りじゃない、初心者ってポジションを思い切り利用してやろうと思ってね。 だからとりあえず占いに出て、様子見て撤回した。 道義上問題はあっても、俺の本当の役職は狂人だからな。役職騙りしたって ルール違反じゃねぇっしょ。 初心者だから間違えた、フリをして掻き回してやろうと思ってな」 霧野 「なんてえげつない…つか何で撤回したんだよ」 聖也 「場合によってわざとらしく霊能に出ようと思ったのもあるし、天馬のが偽だ ろうなってアタリつけたのもあるな。 で実際は狼二騙りで役職が2−2埋まったから出なかった。俺が出たら人外 全露出がバレるだろ? あとはグレーの中に狼がいるって見せかける為に、釣り餌として掻き回して たわけ。俺で一回吊りを使ってくれんなら万々歳だからな」 黒子 「じゃあ最後、やけに全方位で殴ったのは…」 聖也 「俺の信用を落とす為だ。吊られる為にわざと説得力のないことばっか喚いて みせたってわけ。 ロラをやけに主張して理由をぼかしたのもそういう理由。みんなに反発させ て逆にグレランに持ち込ませる為だ。 やーここまで上手く行くとは思わなかったぜー。まあ狩人のいない村だから 人狼に有利だったのは確かだけどな」 神童 「うわ…ドヤ顔腹立つ」 天馬 「えっへ〜(*´∀`*) 黄瀬 「天馬君は可愛いッスね」 聖也 「天馬“は”!?」 <次回の夜会話でおしまいなようです。> |