ドタバタゲームのあとしまつ。
 
 
 
 
 
【イナ黒】
汝は人狼なりや?・十人村T
【カオス】
X
 
 
 
 
 
赤司
「前回までのあらすじ〜。
 見事勝利した人狼陣営の天馬、火神、聖也。今回はみんなの夜会話をアップ
しちゃうよ。
 ネタバレになるから本編読んでない人は先にあっちを読んでくれ」
 
火神
「赤司……その警告は遅いんじゃねぇの?」
 
赤司
「あ」
 
黒子
「赤司君も人の子ですねぇ(パシパシ)」
 
「黒子さん……手に持ってるカメラはなんですか」
 
赤司
「あ、ちなみにゲームマスターの俺と円堂さんの会話もあるのでよろしく」
 
 
 
 
 
 
 
 
〈一日目夜〉
 
 
 
〜GM〜
 
赤司
「楽しみですね〜ふふふ」
 
円堂
「内訳がなかなか面白いな。天馬がどこまで火神をカバーできるかが鍵か」
 
赤司
「ですね。ただ火神は多分一番初心者らしい初心者をやってくれると思うんで
す。だから不自然さがない。
 意外に墓穴を掘らないと僕は思ってますね。そもそもこの村、だいぶ人外に
有利ですし」
 
円堂
「で、聖也が狂人か。馬鹿で変態なくせに、あれで頭は悪くないんだよなあい
つ。何をやらかしてくれるやら」
 
赤司
「とりあえず第一夜の初日犠牲者どうします?」
 
円堂
「そうだな。初回もあるしバランスもあるし、初日役職はやめようか。役職じ
ゃない中で…経験者を噛ませとこう。
 どちらかといえば初心者の対応力を鍛えたいからな」
 
赤司
「じゃあその中でダーツを!」
 
円堂
「いつの間に用意したんだそのグラフィック」
 
赤司
「僕の辞書に不可能の文字はないですよ」
 
円堂
「マジかwwwあ、決まったな。青峰か。短い命だったな。ということでちょ
っと霊界ルームに呼んでくる」
 
赤司
「いってらっしゃいませ」
 
 
 
〜人狼〜
 
天馬
「今晩はです〜」
 
火神
「おう。って人狼はお前とか」
 
天馬
「俺もビックリしてます。多分円堂監督、サッカー部同士やバスケ部同士で組
ませるの避けたんだと思いますよ」
 
火神
「だよな。でも……問題は二人して初心者ってことだよ」
 
天馬
「そんなに悲観することですか?初心者だから、初心者の今だけある武器があ
りますよ。
 今回なら俺も火神さんも多少推理が拙かったりルールを逸脱しても、初心者
だから、で大目に見て貰える可能性が高いです」
 
火神
「なるほど」
 
天馬
「そこでなんですが火神さん。せっかくなんで賭に出てみませんか?初日で役
職欠けが起きていて、下手したら狂人が死んでる可能性もありますし。
 二人そろって騙りに出るというのはどうでしょう?占いは俺、火神さんは・・・
…まあ周りの出方しだいですが、一応霊能で」
 
火神
「え!?でもそれじゃ……」
 
天馬
「勿論狂人の対応次第ですけど。サッカーもバスケも人狼も勝負事なら理屈は
同じ。
 誰もこんな手は打たないだろう、と相手に思わせたら勝ちなんですよ」
 
火神
「二人しかいない狼の片方が騙りで出るのも珍しいのに、両方出るなんて誰も
思わない……ってか?」
 
天馬
「その通り。そして俺と火神さんは○●の内訳は完全に理解している……俺達
自身が狼なわけですから。俺達二人でラインを繋ぐのは簡単なんです。
 破綻させないように……まずは俺明日占いで出て、神童キャプテンを占った
ことにしますね。火神さんはその翌日に出て下さい」
 
火神
「よくわかんねぇけど言われた通りにすりゃいいんだよな?」
 
天馬
「はい。お願いしますね」
 
 
 
〜狂人〜
 
聖也
「よっしゃー面白いポジション引いたぜひゃっふう!さぁ何すっかな。
 初心者っていう美味い立場を利用しない手はねぇし、普段の自分の性格や周
りの認識を利用しないのもアホだ。
 王道で行けば占い騙りなんだけどな……狼の対応次第だな。
 とりあえず出てみるか。占い先は……適当に緑間でいいや。敵に回すと面倒
そうだし。
 で、もしマズそうなら初心者のうっかりミスなフリして占いCO撤回したれ。
わざとウザいくらい騒いで、DL遅くてマニュアルがちゃんと読めなかったっ
つー伏線も張ったしな。
 多分俺みたいなのは早いうちに吊られるだろうが、俺で吊り回数稼げるんな
ら願ったり叶ったりだ。
 つか今回吊り回数が少ないからミスできないし、経験者は逆に勿体無いと考
えて吊らないかもしれないしな。さて、どう立ち回ってやろうかねぇ」
 
 
 
〜占い〜
 
緑間
「占い………………高尾がいたら間違いなく大爆笑とともに突っ込まれていた
のだよ。
 まず対抗が出てくるポジションだ。生き残る為に占い先は慎重に選ばないと
いけないが…。
 黒子、だな。存在を忘れる前になんとかしておこう……」
 
 
 
〜霊能〜
 
霧野
「霊能か…。えっと死んだ奴が●か○かわかるポジションだったよな?
 マニュアルによると二日目から出るべきじゃないみたいだ……狩人っていう
守ってくれるポジションも今回いないみたいだしな。
 グレラン?で吊られそうになったらCOしよう。寡黙にならないように気を
つけないと…」
 
 
 
 
 
 
 
〈二日目夜〉
 
 
 
〜人狼〜
 
天馬
「とりあえず今日は凌ぎましたけど……はぁ」
 
火神
「な、なんだよ」
 
天馬
「お願いですからもうちょっと喋って下さい……寡黙じゃ吊られてしまいま
す」
 
火神
「んなこと言われたってよ……」
 
天馬
「とりあえず今夜の噛みですが……とりあえず先に話した作戦を取ります。
役職はまず噛まない方向で。残る役職のないメンバーのうち誰かを噛みまし
ょう」
 
火神
「具体的には?」
 
天馬
「黒子さんは後々スケープゴートになりそうです、残しましょう。個人的には
黄瀬さんを吊りたいですね」
 
火神
「なんでだ?あ、あと天馬は狂人、誰だと思ってんだ?」
 
天馬
「黄瀬さんあれで勘が良いイメージがありまして。話術も巧みだからいつの間
にか誘導尋問に引っかかりそうで怖いんです。
 狂人ですが高い確率で聖也先輩かと。あの人変態で馬鹿で阿呆で変態で変態
ですが、冷静に考えてあんな基本ルールをうっかりするとは思えません。あれ
で敵に回すと面倒な人なんですよ。狂人なら騙りが許されてますからね」
 
火神
「……そんなに変態か」
 
天馬
「変態です」
 
火神
「……(汗)」
 
天馬
「占い結果ですが今日の火神さん見ててさすがに心配になりました。とりあえ
ず○出しして囲わせて貰いますがいいですよね?」
 
火神
「あ、ああ。分かった」
 
天馬
「明日は霊能COしなきゃいけないんです、頑張って下さいよ?あ、結果は正
直に仰って下さって構いません。剣城○で」
 
火神
「OK」
 
 
 
〜狂人〜
 
聖也
「さて、さっきので俺が狂人だって伝わったかな?
 メタになるが、狼は天馬の方だろうな。あいつ緊張すると喋るタイプだし、
なーんか目合ったしな〜。緑間みたいに静かにゃしてないだろ。
 普通なら明日霊能が出てくるよな?霊能で出るかは様子見だ。誰か一人でも
こいつ本物じゃね?って思ってもらえりゃ万々歳だろ。
 といいつつ今夜俺噛まれたら笑うしかねぇwww」
 
 
 
〜占い〜
 
緑間
「対抗は松風天馬か…あいつの性格はまだ把握しきれてない、少々厄介なのだ
よ。
 ただ目立つことを恐れてない印象はあるし、セオリー通りなら狂人だろう。
 今日は聖也を占うか。奴は悪目立ちすぎる、○●ハッキリさせておいた方が
無難なのだよ」
 
 
 
〜霊能〜
 
霧野
「剣城○だったか…明日は名乗り出ないと駄目だよな。
 緑間さんと天馬だと天馬の方が真に見えるけど……うう、まだゲームの流れ
がちょっと把握しきれてないぞ…。
 とりあえず狂人でも吊っておいた方がいいんだよな?」
 
 
 
 
 
 
〈三日目夜〉
 
 
 
〜人狼〜
 
天馬
「俺達結構頑張ってません?頑張ってません?」
 
火神
「だな。緑間先に吊れたのはデカいし、俺達二人とも生き残ってるし。
 ん?つまり明日俺達のどっちかが吊られなきゃこっちの勝ちなのか?」
 
天馬
「そういうことになります。気合い入れますよ。とりあえず今夜は神童キャプ
テンを噛もうかと」
 
火神
「何でだ?」
 
天馬
「あの人が今一番中立ですから。下手に緑間さん寄りの人を噛むとこちらが偽
と疑われるし、かといって俺に味方してくれてる人を噛むあと票で負けるかも
しれません」
 
火神
「あー…噛み筋からこっちの正体をバレないようにする為か」
 
天馬
「そういうことです。あ、あと明日の霊能結果、緑間さんは○でお願いします
ね。●にすべきか悩んだんですが…正直火神さんと霧野先輩で殴りあう展開は
避けたいです」
 
火神
「……勝てそうにないから?」
 
天馬
「はい」
 
火神
「……即答かよ……orz
 
天馬
「霧野先輩はちょっと短気なとこはありますが、うちのDF陣営まとめてるの
はあの人です。
 裏で神童キャプテンを支えてきた策士ですから、いくらあちらも初心者とは
いえさすがに分が悪いですよ。
 それに、今まで霧野先輩は俺が真占いだと信じてくれてる。なら余計な疑い
を抱かせる要素は徹底排除すべきだ」
 
火神
「なんか……すげぇなお前」
 
天馬
「そうですか?あ、それから明日は聖也先輩に●出ししてパンダにしちゃおう
かと思ってますよ。聖也先輩が狂人なら、上手く自分が吊られるよう誘導して
くれる筈です。
 もしそうでなくても、あの人の今までの言動なら怪しんでいた人は少なくな
い筈。生贄に丁度いいです」
 
火神
「微妙に私怨入ってね?」
 
天馬
「あははははまっさか〜(o^^o)
 
 
 
〜狂人〜
 
聖也
「すっげまさかここまで計算通りとはなぁ。つか緑間が万に一つ狼じゃなけり
ゃ、もうPPイケんじゃね?
 状況見て狂人COして霧野あたりに票集めちまえば勝てるよなぁ。ん〜。
 まあせっかくならギリギリまで楽しみてぇし。もし流れマズそうならCOし
ようか。上手く俺あたり吊ってくれるように誘導してみんのもテだな」
 
 
 
〜霊能〜
 
霧野
「うわ…緑間さん○じゃないか!?どうするんだこれ、狼二人とも残ってるじゃ
ないか!
 せめて狂人が消えていてくれることを祈るしかないな。じゃなきゃPPで負
け確定だ。
 とりあえず明日PPが発生しないことを前提に…誰を吊るか。流れなら天馬
が怪しくなってきたけど霊能も二人残ってるし…聖也先輩のアレがわざとか通
常運転かも微妙だし。
 難しいのな…このゲーム」
 
 
 
 
 
 
 
 
〈終了後・総括〉
 
 
 
黒子
「ちょっと火神君!天馬君に考えさせてばっかりで全然自分で頭回してないじ
ゃないですか!」
 
火神
「うっせーな初心者なんだよこっちは!」
 
黄瀬
「天馬君も初心者ッスけどね…」
 
緑間
「しかし初心者であることを逆手にとってくるとは…恐れ入ったのだよ」
 
聖也
「いやんさとやん嬉しい!もっと誉めて〜(*´∀`*)」
 
緑間
「お前のことは誉めてないのだよ」
 
聖也
「しゅん…(´・ω・`)
 
剣城
「次は最終日まで残りたいです」
 
「俺も。もう少し村に貢献したいな」
 
天馬
「とりあえず勝てて良かったです。次は人数増やしてみたいですね」
 
円堂
「何が問題って作者の頭なんだけどな」
 
赤司
「たかだか十人の村で死にかけてたからな」
 
青峰
「…はぁ…そんなのいいからバスケし」
 
円堂
「よーし今はとりあえずみんなでサッカーしようぜ!」
 
青峰
「Σ( ゜д゜ )負けた!?
 
 
 
<お し ま い!>