君ありて幸福    作詞作曲:煌はじめ 歌唱:煌はじめ “子供”の枠をはみ出せずに 教室の隅で蹲ってた その手の貴さ 気付いてたのにね 甘える事に慣れたまま ビルに切り取られた空の狭さ 日常という名の有効期限 強がりを武器にしていたんだね たった一言の魔法が云えずに I'm the weakest human in this world. 僕は優しいフリしたエゴイストなんだ Sorry,I'm sorry.I could't show real face. それでも握る掌に 滲む温もりが教えてる 僕達は神様を信じない ボロボロの紙切れに 安物のペンで書く物語が 退屈な筋書きでも構わない たった一行あればいいさ それは確かなる真実だ 独りきりじゃ書けなかった “君ありて幸福。” “天国なんか望まないよ” 呟く声さえ霞むばかり その手の尊さ 気付けずにいたね 明日が迫る終焉(オワリ)の中で 心描き出す手紙の文字 涙で滲んだ思い出達 貴方の光になれましたか? その景色は綺麗なものでしたか? I'm the weakest human in this world. 目の前の悲劇に途方に暮れて Sorry,I'm sorry.I could't stop this destiny. それでも願い続けよう 君の夜明けを祈りながら 僕達は絶望を信じない 獣道をただ進みゆく 拙い口笛で紡ぎ出す 歌は高級品じゃなくても 小さなひとフレーズでいいさ それが世界を広げてく 独りきりじゃ言えなかった “涙より、笑顔を。” 僕達は偶像を信じない 古ぼけた台本でも 描かれた舞台が開く時 主演は他の誰かじゃないんだ たった一言に込めてみよう それが儚い声でもいい 独りきりじゃ響かないんだ “君ありて幸福。”