>>クリックすると音楽が出ます。(携帯では再生できません)
戦士達は模索する。
復讐の為に用意された舞台で、世界を変える方法を。
次
章
予
告
奪い去られた未来。
奪い取られた希望。
「これは悪い夢なのっ…私が目覚めれば全部消えてる夢なの!」
「みんな、いなくなっていく」
「俺達…俺達、鬼道と戦う為に此処に居るのに……!鬼道がいないなら何の為に
…何の為にぃぃっ!!」
「犯人を赦さない…絶対に赦さないっ!殺してやる殺してやる殺してやる殺して
八つ裂きにしてやる−−っ!」
嘆き、怒り、惑う者達。
「顔を上げろ、春奈」
「諦めるな!死んでから諦めろ!!」
「どんなに否定したってなあ…いなくなった大事な人は帰って来ないんだっ!!」
「だから…サッカーをやめない。サッカーから逃げない」
それでも尚、立ち向かう者達。
「最後まで戦います!僕だって雷門の一員なんだ!」
それぞれの選択と決意、野望と劣情。
鬼道不在で始まる、真帝国の悲劇。
そして今明らかになる、影山零治の真実。
「決めたぜグラン…この試合に勝ったらお前を殺す!」
「貴方も生きなきゃ駄目です!生きて…生きて下さいっ!!」
「お前のせいで何もかも滅茶苦茶だ!!帝国も…俺達のサッカーもっ!!」
「私を…選手として、チームに迎えて欲しいんです」
「くたばれっ…音無春奈ぁぁっ!!」
「サッカーはね、魔法なんだよ。大好きな人と、仲良くなる魔法。一緒に幸せに
なる魔法なんだ」
「言うに事欠いてこの私を…臆病者呼ばわりとは…いい度胸だ、財前塔子」
災禍の魔女が降臨する時、悪夢の歯車は回り出す。
「貴方の役目も、ここまでね。源田クン?」
この背中に、
白い翼は
無いとしても。
++第一章:どうか忘れないで、君が交わした約束を。
――そして少女は、立ち上がる事を選んだ。
「助けに来たよ、零治」
その先にあるのは、救いか、それとも。
さあ、試合開始。 BGM 『Wing of Darkness』 by Hajime Sumeragi