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戦士達は思案する。
矛盾だらけのこの世界で、一体何が真実であるのかを。
 
 
 
 
 
 章
  予
   告
 
 
 
 
 
    復讐の舞台は幕を下ろし。
    次なる惨劇の幕が上がる。
 
 
 
「明日もその大事な人が側にいてくれるだなんて保証は、神様だってしてくれ
ない」
 
「生きてて、いいの?」
 
「あんたを怯えさせる全てのもんから、うちがあんたを護ったる!!
 
「ごめんね、染岡君」
 
 
 
    決意の雷門<選ばれた勇者達>。
 
 
 
「感謝するぞ。今日まで私の我儘に付き合ってくれた事を」
 
「人間ナメんじゃねぇぞ、魔女」
 
「貴方達は生まれ変わるのよ。大好きなお父様の為に、ね」
 
「頑張りましょうよ!強くなったら、きっと陛下もお喜びになります」
 
 
 
    覚悟のエイリア<仕組まれた侵略者達>。
 
 
 
「お願いっデザーム様を死なせないでぇっ!!
 
 
 
    誰もが求めたのは、ありきたりな平穏。
    誰もが手を伸ばすのは、最期の楽園。
    イプシロンは全てを賭け、雷門に勝負を挑む。
 
 
 
「強いでしょうよ。女は恋をして綺麗に、強くなる生き物だからね」
 
「悪ィと思うなら、生きて、ブッ倒れるまで働きやがれ。帝国でよ」
 
「一之瀬のサッカーは一之瀬だけのものだっ誰かに操られた結果なんかじゃ
ない!!
 
「破滅の魔女、グレイシア。ここに」
 
「また一緒に、風になろうぜ」
 
「信じてるからよ治兄ィ」
 
「でもね、リカ。運命っていうのは、諦めの言葉では無いのですよ」
 
 
 
    終わりの鐘を鳴らすのは、傷だらけの細氷。
 
 
 
ごめんなさい……
 
 
 
 
 
 
この背中に、
白い
無いとしても。

++第二章:どうか畏れないで、目の前に在る真実を。

 ――そして戦士は、茨の道を駆け出した。

 
 
 
 
 
 
「私の手を、いつも引いてくれたのは貴方、だった」
 
 
 
 
 
 絶望を知る時、彼らは選択する。
 
 
 
 

 

それが、真の強さなれば。

BGM
Jihad―聖戦―』
 by Hajime Sumeragi