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終わりなく続く悲劇の連鎖。
魔女が紡ぐ、これは永遠の拷問。
 
 
 
 
 章
  予
   告
 
 
 
 
 
    世界はやがて知るだろう。
    限界のない人間はいないと。
 
 
 
「貴女に、円堂君を好きでいる資格は、無いよ」
 
「鬼道は知っている。悪い子供は叱られる。悪い事をしたら躾られる」
 
「これは、私の…最期の意志」
 
「…酷い汗だ、エドガー。また、あの夢を見たのか?」
 
 
 
    世界はやがて気付くだろう。
    太陽でさえ、時には昇らぬ朝があると。
 
 
 
「源田が倒れただぁ!?
 
「ごめんなさい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…っ!!
 
「今の俺に…サッカーをやる資格なんか、ない」
 
「緑川リュウジ…祝祭の魔女、レーゼ」
 
 
 
    風の消えた戦場に響くのは慟哭か、それでも照らす希望の歌か。
 
 
 
「こんな事があっていいのかっ…これが運命だとでも言うのかよォォ!!
 
 
 
    風丸の死に、ついに折れる円堂。
    魔女の手先に狙われ、死に場所を求める不動。
    そして、全てを終わらせるべく決意するバーン。
 
 
 
「誇りなさい!貴方は貴方のサッカーを!!これは理事長の言葉と思って貰って構
いません!!
 
「殺した!私が!!私は人殺しになった!!
 
「そこで鍵になるのが…豪炎寺修也ってわけだ」
 
「今度こそ。こんな僕でも風丸さんを助けられる、かな」
 
「俺達は皆、幸せになる為に生まれてきた。…そうだろう?」
 
「うちは、小鳥遊の信じた男を信じるで」
 
「往生際が悪いのはお互い様な筈だぜ……茂人」
 
 
 
    その時秋は、照美は、豪炎寺は。そして小鳥遊は。
 
 
 
「奇跡を起こすのは神様じゃない。ましてや、魔女なんかじゃない。願い続ける、
人の…心だ!」
 
 
 
 
 
 
この背中に、
白い
無いとしても。

++第四章:どうか失くさないで、其の手が握る温もりを。

 ――そして乙女は、守る為の剣を取った。

 
 
 
 
 
 
「例え世界がアンタを裏切っても。
 アンタを独りぼっちにしようとしても。
 あたしは、あんたの味方でいるよ」
 
 
 
 
 
 希望はまだ、死んでいない。
 
 
 
 

 

息止め、藻掻け。

BGM
Waltz of The tragic witch
 by Hajime Sumeragi