積木崩しと破滅の歌         作詞作曲:煌はじめ           朗読:煌はじめ そしてまた総ては零へと還る 狂気と正気の狭間 壊れた道化の城 殺された僕の欠片 遺された君の欠片 積み上げる瓦礫の塔 崩れ落つ宝の箱舟 嗚呼、とうに僕は存在証明(レゾン・デートル)を喪っていたのだ 何故なら振り翳す標章(ナマエ)も無いのに 永遠の輪廻 終焉亡き闘争 綺麗事の秩序 薄汚れた混沌 興味こそ至上 眼に入らぬ呪物(ノロイ)に用は無い 幽玄の少女 紛い物の輪舞曲(ロンド) 自らにも出来ぬ理解を他人に求めよう筈もない 何故なら援けを求む電話(コール)も無いのに 戯れの死神 釣り合わぬ天秤の兄弟(フラントレス) 砕け散った僕の器 硝子箱(ケース)の蟻 内側からの支配者に誰しも抗う剣を持たない 神なる龍の僕 始まりが何処であれ違いは無く 噛み千切る理性を無情に蝕む 何故なら光を映す真実(リアル)も無いのに “繰り返す悲哀に、今こそ終止符を!” 束の間の夢 二人嗤い合う幻(ファントム) 願えども無力な僕 信じれど臆病な君 溝が埋まる事はもはや永遠に無いのだと知らしめるのだ 嗚呼、とうに僕の最期の楽園(ラスト・エデン)は死んでいたのだ 何故なら口ずさむ音譜(オペラ)も無いのに 弱さの証なら未だ在るのだろう 僕は君に期待している その首に紐(リード)を付けて その判断を待っている さあ、XXX!!XXXXX!!